社長あいさつ

代表取締役社長 奥田克実写真

代表取締役社長 奥田克実

当期の概況と今後の取り組み

 株主の皆様におかれましては平素より格別のご支援、ご愛顧を賜リ、厚くお礼申しあげます。  さて、当社第68期(令和3年7月1日から令和4年6月 30日まで)の事業活動が終了いたしましたので、概況および今後の見通しや取り組みについてご報告させていただきます。  まず初めに、新型コロナウイルス感染症につきましてはワクチン接種の広まり等により、やや落ち着きを取り戻しつつありますが、収束まではまだ予断を許さない状況であります。さらに、今般のロシアによるウクライナ侵攻に伴い生じております円安等を起因とする様々な原材料・エネルギーの高騰や不足につきましては、建設業界にも多大な影響を及ぼしております。そこで、当社では比較的影響の受けにくい公共事業において、堅実な受注の獲得を図るとともに、民間に対しましても、積極的な提案型の営業活動に取り組んでまいリました。その結果、当期におきましては、前期より売上高は減収ではあったものの各利益は増益で終える結果となりました。これも、株主の皆様のご支援のおかげと大変感謝しております。
 このような中、当社は[TOPICS]に記載の通り、女子プロゴルファーの藤田かれん選手とスポンサー契約を締結いたしました。これは、藤田かれん選手が当社のお客様である琵琶湖カントリー倶楽部様の研修生だったことがご縁となったものであります。現在の私の悩みは、藤田かれん選手の活躍を祈る一方で、もし大活躍された場合にスポンサーフィーの高騰に応じられるかといったことであります。そのようなためにも、会社の発展に傾注しなければと考えております。株主の皆様におかれましても、藤田かれん選手に応援をいただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
 また、私事ではありますが[TOPICS]に記載の通り、滋賀県建設業協会の会長に就任いたしました。思い起こせば、私は学生時代の建設現場でのアルバイトに始まリ現在に至るまで、建設業界に育てていただいたようなものだと思っております。私たち建設業者はみなさまの安心・安全な暮らしを守るために欠かせない業種と自負しておりますが、近年は建設従事者の高齢化が進んでおり、深刻な課題となっております。そこで、この度の大役を仰せつかったのは宿命と考え、建設業界に対する最後のご奉公として、建設業の魅力を世間に積極的にアピールし、新たな建設従事者の発掘を行い、みなさまの暮らしの安心・安全を持続できるよう努力する所存であります。
 最後に当社はおかげさまで、もうすぐ70周年を迎え、さらには100周年に向けてチャレンジいたします。会社が末永く継続していくには、社会のニーズにあった会社に転換していく必要があり、今後の飛躍への機会と捉えております。さらに、持続可能な経営を行っていくためには、SDGsの目標のように中長期目線で会社の方向性を考える必要がございます。
 株主のみなさまには、引き続きより一層のご理解、ご支援、ご鞭撻を賜リますようお願い申しあげます。
令和4年9月

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